かなり古い出版の本ですが
『ピアノの弾き方』という本を古書店で買いました。
今もなお新品で購入できるようです。

初版が１９７０年。
私が手にしたのは１９９６年の３０刷。
すごい話ではないですか。

ピアノの弾き方、というなんとなくアカデミックなタイトルに反して
中身は、というと、なんとなんと、どうしてどうして
痛快な読み物ですよ。

いや、もちろん写真付で奏法解説とかあるんだけれど。

なにしろ言葉使いが乱暴（笑）
もう、メッチャミソ。
私がこれまでやってきた練習や演奏が
根底から否定されてしまいました。

それで、鼻で笑えりゃいいんですが、
すべて図星。しかも、そういう練習をしたらどうなるか、という
先生の予言さえも、私の現在の実力と弱点は
ぴたりと言い当てられているのであります。

ううん。この本。
中学生、いや、小学生のときに出会えていたらなあ、なんて遅いんですが（笑）

とりあえず、この本を読み終えた私は
バイエルまで戻らなければならないようです。

いや、マジで。

自分の弱点は分かっているだけに
反論できないんですね。
完璧に。

でも７５歳でベースを始める方もいるわけですから
私の年齢でバイエルに戻るのも悪くはないでしょう。
そういう人生もまた楽し。

『練習曲もろくにやらないで好きな曲ばっかりひいてたら・・・・・』

はい先生。その答えの姿が今の私です。（笑）